今注目の遺伝子検査サービスって信頼できるのか?

今流行の遺伝子検査

ネットやスマホで簡単に申し込んで
簡単に体の体質を遺伝子から調べてくれるサービスです。

遺伝子検査にかかる費用は1万~6万円くらいで、
唾液や口内粘膜を送ると解析結果が届く仕組みになっています。

遺伝子検査で分かるものとして、
肥満やAGAといった体質や、がんや生活習慣病などリスクを判定してくれます。
さらには、運動や音楽など隠れた才能の判定ができるサービスもあるようです。

検査結果によって、適切なダイエット法を紹介されたり、
サプリメント購入を勧められることがあります。

この遺伝子検査サービスは一見、便利なように思いますが
果たして信頼できるのでしょうか?

専門家からは疑問の声もあります。

北里大の高田史男教授(臨床遺伝医学)によると、
現在行われている遺伝子検査は、ある特定の遺伝子内の
1ないし数カ所のDNA配列の個人差を調べて
体質や病気発症のリスクを判断しているようです。

しかし、

体質や生活習慣病、がんなどに関わる因子は、多義にわたるため、
たった数か所の遺伝子だけでの情報からでは判断が難しいようです。

また、遺伝子だけでなく、
食生活や嗜好、仕事のストレス環境因子の関与も大きいようです。

そのように、

病気一つとっても、遺伝子や環境因子など
複雑に絡み合っているので、今の遺伝子検査サービスでの検査結果に対して
十分な科学的根拠があるとは言い切れないものが多いと高田教授は語っています。

さらに、

医師でジャーナリストの村中璃子さんの意見も参考になります。

村中さんが言うには、

「病気には遺伝的要因よりも環境要因の方がずっと大きいものがたくさんある。
例えば、肺がんは、遺伝的なリスクよりも喫煙のリスクの方がはるかに高いことはいうまでもない。
商業用遺伝子検査は『医療に立ち入らない』という法的配慮から、そもそも、
検査対象を遺伝的要因の小さな病気に限定していることにも注意する必要がある」

この様な意見が出る中で、遺伝子検査サービスを行ている会社は

「体質や傾向を知らせることで消費者が健康に留意するようになる」

と言っています。

確かに、その通りかもしれませんが、検査結果の受け取り方によって
逆行効果になる可能性もあると村中さんは指摘しています。

「例えば、肺がんになりにくいと判定を受けたので禁煙をやめる人や、
背景に別の病気があるのに太りにくいと診断された結果、治療が遅れる人、
暴飲暴食で症状を悪化させる人が出てこないともかぎらない」

と話しています。

実際、全国の消費生活センターには

「がんの早期診断で異常なしといわれたが、別の医院で肺がんと診断された」

「同じ検体を2件の代理店を通じて申し込んだら異なる結果が出た」

など声も寄せられているとの事です。

現在、この遺伝子検査ビジネスは法規制はないようです。

業界団体が定めた指針などを参考に行われている状況なので
信頼性は弱いと思います。

今の遺伝子検査サービスが悪いとは言っているのではなく、
検査サービス自体、始まったばかりなので、まだまだこれから
やるべき課題は多いようです。

あくまで、

遺伝子検査結果で一喜一憂せず参考程度に受け止めたほうがいいですね!

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